この頃は文字のデザインを論ずるのに書に関する知識が必須であると増々感ずるようになり、図書館で書道のコーナーを覗くことが多くなりました。先日立ち寄った自宅近くの図書館で偶然何冊かの本を手に取り、借りて読みはじめましたが、面白くて夢中になりました。
 大溪洗耳:著「戦後日本の書をダメにした七人」(1985、日貿出版社)を読了。「書」とは何かを突き詰めた本で、とても勉強になりました。
 今読んでいるのが魚住和晃:著「「書」と漢字」(講談社選書メチエ76)です。すばらしい本の一語に尽きます。筆記体の行書のところに引用しようと思っています。[2004年8月13日]